デザイナーの職業病?「デザイナー視点」のススメ

突然ですが、皆さんのお仕事には「職業病」はありますか?
金融関係の方だと、財布の中のお札の上下をキッチリそろえちゃったり、
アパレル関係の方だと、家の洗濯物をお店の陳列商品のように丁寧に畳んでしまったり……。
プライベートの時間でもついつい仕事の思考やクセがでちゃうアレです。

僕らデザイナーにもそんな職業柄のクセが多々あるのですが、その中でも「デザイナーの視点のクセ」というのが面白く、ぜひデザイナーではない方々にもおすすめしたい習慣なんです!

今回はそんなデザイナーの職業病?「デザイナー視点」について解説させていただきます。

目次

「デザイナー視点」とは?

チラシや看板、店内POP、商品パッケージ、WEBに至るまで、僕らデザイナーのお仕事は、皆さんが生活する日常の身近に存在します。
そうした身近に存在するデザイン物は、新たなデザインのヒントやお手本にもなります!

デザインに悩んだ際には、作業の手を止め町を歩いて看板を見てみたり、本屋やコンビニに出かけて商品を手に取ったりすることがあります。

この看板は良いデザインなのか、悪いデザインなのか」
誰をターゲットにしたパッケージなのか」
「技術的に自分一人でそのデザインが作れるのか」
「どのくらい制作時間がかかりそうなのか」
「自分がデザインをするならどう作り変えるのか」

1つのデザイン物だけでもデザイナーが得られる情報は無限にあります。これを僕は「デザイナー視点」と呼んでいます。

「デザイナー視点」はデザイナー以外でも役に立つ!

この「デザイナー視点」は、デザイナー以外の方がクセにしてもとても役に立つものだと考えています。

・看板や商品POPの設置場所や文言
・商品のターゲットや販促をかける時期・広報物のデザイン・レイアウト
 などなど……。

これらの情報を1つのデザイン物から考察して、「自分ならこうPRする」、「自分ならこうデザインする」など思考を働かせることはきっと様々な業種に活かせると思います。

商店街や店舗はデザインの参考書のようなもの

僕らデザイナーにとって、街に溢れる広報物やお店の商品たちは「デザインの参考書」のようなもの。
ただ日々の日常を過ごす中でもこんなことを考えてしまうクセがついています。

みなさんも町を歩いたり、お店に立ち寄った際には「デザイナー視点」で見てみると、きっと見える世界が変わるはず!ぜひお試しくださいね!


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この記事を書いた人

竹本 純のアバター 竹本 純 creative studio somel 代表

平成元年生まれ。岐阜県高山市出身。グラフィック・WEB・イラストなど多方面のクリエイティブを学び、地元デザイン事務所に約15年従事。その傍で専門学校の非常勤講師や地域の多様な取り組みに関わる。2025年に独立。田舎暮らしを体現するべく岐阜県飛騨市に移住し、古民家を購入。淡水魚のウグイが好きすぎるあまり「日本ウグイ協会」を設立。一児の父。趣味はラップ。

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